ネタバレ有り〼 スパイダーマン ノーウェイホーム感想

前作ファーフロムホームのしんどい終わり方からの続きで始まる。
ミステリオの罠にはめられ、スパイダーマンの正体をバラされてしまったピーターのその後からのスタート。そうだそうだったと思いながら見始めた。

 

 

 

 

 

ネタバレです。ネタバレ無しには感想書けなかった。


ファーフロムホーム→ブラックウィドウシャンチー→エターナルズとMCU作品を観てきて、その間にディズニー+でロキやwhat if もあったので、マルチバースへの伏線は充分に張られた状態であったし、フェーズ4はマルチバースに移行していくということは知っていたので、それを踏まえてどの作品がどう絡んでくるのかを楽しみにしながらネタバレも一切触れることなく映画を観れたことはとても良かった。

 

以下、私の心揺さぶられポイントを書いていきます。


・今作品、まるで仮面ライダースーパー戦隊の映画のようだった。(過去作のヒーロー達が集結し、さまざまな困難を乗り越えて力を合わせて戦う)

・過去のスパイダーマンシリーズに出てきたヴィラン達が次々に登場してきてワクワク

・まさかのアメイジングスパイダーマンと、サム・ライミ監督版のスパイダーマンが出てきた瞬間の興奮!!映画館なのにジタバタしてしまいそうになるのをグッと堪えるの大変だった。

・ネッドの家で1人ずつ登場する過去作のスパイダーマンのシーンや2人が対峙した時のプチバトルとその前後のコミカルさ(現スパイダーマンMCUでは時折盛り込まれるこのコミカルさがあるからこそ良いんだよね)

・ずっとピーターを支えてくれていたメイおばさんの死(結局スパイダーマンになる人は大切な人を失ってしまう辛さを味わってしまう)が辛すぎて苦しすぎて嗚咽が漏れるほど泣いた。

・大いなる力には大いなる責任が伴うという名セリフ
サム・ライミ版で亡くなる前の叔父さんからピーターが言われた言葉)が今作でもまた叔母であるメイおばさんからピーターに伝えられたこと。
彼はまだ高校生で、自分がヒーローであるが故に周りの人を巻き込んだり傷つけたりしてしまうことに心を痛めていて、前半ではそれで自分も揺らいでしまう弱さを持っているのも伝わってきたけれど、この言葉がまた彼にも影響を与えるのだなと感じられる場面だった。

・いつもの屋上で膝を抱えるトムホの元に駆けつけるMJとネッド、彼らの存在があって本当に良かったと安堵したし、そしてその後現れる過去作のスパイダーマン2人も同様の辛さや孤独を知るからこそそこに居てくれて良かった😭とまた泣く

・3人とも科学者で、3人揃ってヴィランを元に戻すアイテムを完成させるところ

・ハッピーの家にあったスターク社の分析機械(アークリアクター見ただけで泣ける)
・チラッと映るスタークのメガネに泣かされる

・トムホ以外のピーター二人は正体も明かさずずっと1人で戦ってきたとのセリフに改めて、ああそうかと。トムホは1人じゃなかった時があるんだ。

・兄弟が欲しかったんだと無邪気に言うアメイジング

スパイダーマン1.2.3を決める3人がなんだか可愛らしい

アメイジングスパイダーマンが高所から落ちていく現在のMJを助けるシーン(彼はアメイジングで自分の彼女を助けられなかった)で彼の無念が少しだけ晴らせたのではないかと。その時の表情(やっと助けられたという安堵に満ちた表情)がとてつもなく素晴らしくて泣いた。

・親愛なる隣人を最後まで、そしてきっとこれからも貫くであろう3人
マルチバースのそれぞれの時限からやってきたヴィラン達をそのまま帰すことも出来たのに、戻ればヴィランのまま死んでしまう運命の彼等を思い、彼らの悪の意志を支配しているものを取り除いてから元の世界に帰そうとするところ。その意思が3人とも共通しており、ヴィランであるが元は1人の人間であり隣人である彼らに最後まで救いの手を伸ばし続けたこと。そしてきっと元の世界に戻っても彼らはその姿勢を貫き続けるであろうこと。

・トムホが自分の存在を全ての人が忘れてしまうよう決断してしまうところに、ヒーローとして生きていく覚悟が感じられて、前半のまだ子供だとストレンジに言われた時とは明らかに顔つきが違って見えた

・別れの挨拶の時に、過去作のスパイダーマンに感謝を伝えるところ、言いたいことありすぎて言えなくて3人でハグしてる姿はやっぱり胸熱だった

・MJとネッドに自分を忘れてしまうけど、必ず思い出させるって伝えるの見届けるのがもう涙なしには無理だった

・みんながスパイダーマンの存在を忘れてしまった世界線で、MJに思い出してもらおうと伝えたい内容を練習したメモまで持ってバイト先まで行ったのに、結局顔を見て名前伝えても覚えていなかった事実が辛すぎたし、そこから距離を詰めようとはしなかったトムホが悲しすぎた

・最後にハッピーと話した時、スタークやメイおばさんが亡くなった事で志が失われる?途切れる?のが辛いと嘆くハッピーに、無くならないと静かにそして強く答えるトムホ。今回のことで少し大人になったのかもしれないけれど、あの無邪気なトムホとハッピーがまた見たいよ

・新しい部屋を借り、大学入学の資格を取るためのテキストを手にするトムホ、これからまた新しく始めるのだろうとわかるけど、スパイダーマンはやめず、親愛なる隣人で居ることを選んでくれてありがとうという気持ちと、やっぱりみんなに彼のことを思い出してくれという気持ちでいっぱいだった。とうとう1人になってしまった😭

 

MCU作品としてのスパイダーマンのサブタイトルの意味がこの「ノーウェイホーム」で理由がわかったし、まさにNo way homeとなってしまった😭


とりあえず、思い出しながら書いたら少しずつ長くなってきた。
まだ書き足りないことがあったら書き足します。